電気代の計算の方法と出典

数字の出どころ

年間消費電力量・省エネ基準達成率・多段階評価点・区分は、経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」の電子カタログ(登録データ)から、スクリプトで機械的に取り込んだ値です。人や AI が数字を読み取って書き写したものではありません。

  • 2018年8月以降:電子カタログの月次アーカイブと現行カタログ(毎月取り込み)
  • 2008〜2018年:年版の「省エネ性能カタログ」(PDF)の製品表を機械で抜き出し、別の読み取りと照合して一致したものだけ

メーカーのカタログ値・比較サイトの値・実測のレビューは使っていません。価格・口コミ・「おすすめ」の評価も載せていません。

年間電気代の計算

年間電気代(円)= 年間消費電力量(kWh/年)× 単価(円/kWh)   … 円未満は四捨五入
家電 年間消費電力量
エアコン 期間消費電力量(冷房期間+暖房期間)
照明器具・電球 消費電力(W)× 年2,000時間(1日あたり平均5.5時間)÷ 1,000
温水洗浄便座 節電機能を使ったときの年間消費電力量
そのほか 登録の年間消費電力量

単価の既定は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価 31円/kWh(税込、令和4年7月22日改定) です。シミュレーターでは単価を変えられます。どの単価で計算したかを、金額の横に必ず書いています。

カタログの「年間電気代」との違い

省エネ型製品情報サイトのカタログに書かれている「年間電気代」は、旧目安単価 27円/kWh で計算されています。このサイトはいまの目安単価で計算し直しているので、カタログの金額より約15%高く出ます。カタログの金額は、取り込んだ値が正しいかの検算にだけ使っています。

エコキュートの電気代は出していません

エコキュートのカタログの電気代は、夜間の安い料金プランを前提にした単価(約23円/kWh、寒冷地仕様は約20円/kWh)で計算されています。目安単価31円/kWh で計算し直すと実態より高く見えるため、効率(年間給湯保温効率など)と省エネ基準達成率だけを載せています。ガス・石油の機器は載せていません。

買い替えて何年で元が取れるか

今の機種 A から、同じ区分(容量・形式)の候補 B に買い替えたとき:

年間の差額 S = A の年間電気代 − B の年間電気代
回収年数   Y = B の購入価格 ÷ S          (0.1年単位で四捨五入。S が 0 以下なら「電気代では元が取れない」)
10年の総額  A:10 × A の年間電気代    B:購入価格 + 10 × B の年間電気代

経年劣化による消費電力の増加、故障の確率、下取り価格の補正はしていません(一次資料が無いため)。今の機種の型番が分からないときは、区分と買った年を選ぶと、その年にカタログに載っていたその区分の型番の年間消費電力量の中央値を使います。

比べられない組み合わせ

測定方法(目標年度・JIS の版)が改定されると、前後の値はそのまま比べられません。区分の名前が変わるので、推移は区分ごとに切れます。

家電 改定
エアコン 目標年度2010(APF、JIS C 9612:2005)→ 2027(JIS C 9612:2013)
冷蔵庫・冷凍庫 JIS C 9801:2006 → JIS C 9801-3:2015(2016年3月施行)
テレビ 1日平均視聴 4.5時間(目標年度2012)→ 5.1時間(2026)

測定方法の違う機種を比べるときは「目安」と注記します。

数字を公開する基準

取り込んだ値は、公開の前に次の確かめを機械で行い、通らなかった項目は伏せて「公式ページでご確認ください」と出します。

  1. 根拠:値が保存した元データ(ファイルのハッシュ)に戻れる
  2. 二重の読み取り:同じ元データを2回取り込んで同じ結果になる(年版 PDF は2つの読み取りが一致する)
  3. 整合性:年間消費電力量が家電ごとの範囲内、カタログの年間電気代 ÷ 年間消費電力量 = 27円/kWh(許容差あり)、達成率 0〜500%、評価点 0〜5

「いまカタログに掲載中」は、最新の現行カタログに載っていることです。2018年以降の登録が残っているので、販売中とは限りません。発売年は公表されていないので、カタログに載った時期を発売時期の目安として出しています。